オリンピック招致失敗、「国際集客都市」破綻などどこ吹く風で、“都市再生“の名による新たな巨大開発の推進、一般施策の中での“同和温存”を策す一方、国保料金の3%値上げはじめ、学童保育への冷たいしうちなど、市民の願いとはほど遠いものとなっている。又、市税収入の落ちこみを特別債でカバーせざるをえず、市債残高も全会計で3%の増、5兆4311億円になるなど、財政的にも一層厳しいものとなっている。
1、一段と厳しきます財政状況
一般会計 |
1兆8278億円 |
△4.6% |
全会計 |
4兆3461億円 |
△0.2% |
○ 一般会計の収入構造
市税収入 |
6343億円 |
(6743億円) |
地方交付税 |
800億円 |
(630億円) |
市債収入(借金) |
2108億円 |
(2260億円) |
一般債 |
1529億円 |
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特別債 |
579億円 |
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基金の取り崩し |
948億円 |
(924億円) |
(蓄積基金残高 |
1744億円 |
←2274億円) |
〇公債費支出増など進む財政硬直化
公債費支出 |
1819億円 |
(1733億円) |
+5.0% |
構成比 |
9.9% |
← |
9.0% |
(一部所要税など比率) |
94.0% |
← |
90.4% |
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(市債残高) |
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市民一人あたり |
一般会計 |
2兆6939億円 |
(2兆5416億円) |
103万円 |
全会計 |
5兆4311億円 |
(5兆2723億円) |
208万円 |
2、「国際集客都市」の破綻一層鮮明に
・・・赤字穴うめ7Kに、 トーンダウンしつつも夢洲開発を推進
夢洲の整備 |
71億円 |
夢洲トンネル |
35億円 |
北興テクノポート |
59億円 |
新人工島 |
205億円 |
7K赤字穴うめ |
阿倍野再開発 |
収支不足80億円(24年間続く) |
道路後者 |
60億円の債務保証 |
5K |
124億円 |
フェスティバルゲート |
交通博物館、芸術文化アクション |
3、一般施策の中での「同和」温存
- 個人給付事業などはうち切り
- 芦原病院の運営助成 10億円
- 共同浴場改修 13億円
- 人権協会(市同促)に引き続き事業委託
4、市民の願いに背く予算
- 国保料金の3%値上げ
最高限度額 52万円 → 53万円
- 学童保育 補助金年2万円アツプのみ
- 障害者作業所 補助金据置
- 新婚家賃補助 はじめの3年間 20,000円 ← 25,000円
- 市営住宅建替 移転料 415,000円 ← 457,000円
仮移転料 265,000円 ← 315,000円
- 小中学校校舎整備費 130億円 ← 156億円
- 市営住宅建設整備 317億円 ← 359億円
5、市民の運動により前進した事項
- 乳幼児医療費助成 通院 5歳 → 小学校就学前
- 児童・生徒就学費補助 28億7700万円 ← 25億9000万円
- ホームレス自立支援センター 運営 6カ所 ← 3カ所 定員 560人 ←
280人
- 生活保護費 1788億円 ← 1637億円
6、市行革(市長部局2000人削減) 2年目
- 400人の削減
- 区役所機構の再編
- 保健センターの統廃合