27日開かれた大阪市会交通水道委員会で、日本共産党の
小笠原正一議員は「地下鉄朝潮橋東口にエレベーターの設置を」要望する陳情の採択と早期設置を求め質疑を行いました。
肢体不自由児学園あさしお園は、朝潮橋駅東口から約五分に位置し、ゼロ歳から五歳までの乳幼児が保護者とともに通園しており、東口にエレベーター設置は切実で、16年間にわたって再三要望され議会でも共産党議員も強く求めてきました。
小笠原議員は「毎日、障害のあるこどもをつれて体重20キログラム前後の子どもをバギーに乗せ、荷物を抱えての階段の上り下りは危険をともない、保護者や子どもたちの負担は大変」で、その負担解消のために必要と陳情者の声も紹介しながら、朝潮橋駅は「肢体不自由者にとってはワンルートとはいえない。交通バリアフリー法でも、そのことは明らかで、肢体不自由者施設が地下鉄駅付近にある駅として残されたただ一つ」と指摘、早期実現をもとめました。
交通局は「エレベーターによるワンルート確保が必要」としながら「第二次計画以降については全駅を対象にして利用状況、付近の公共施設など検討し優先順位を充分検討」との答弁にとどまりました。