JR阪和線の高架化工事
瀬戸議員 周辺の安全確保を
(しんぶん赤旗 2002年3月6日)
大阪市議会建設港湾委員会はこのほど、JR阪和線の高架化に伴う工事費などの補正予算について審議をしました。
日本共産党の瀬戸一正議員が、「阪和線高架化工事で通路の通行止めや路線変更が行われ。交通事故が多発しているようだが市の対処はどうか」と質問しました。
市は「事故が起きているとは聞いていないが、安全確保は事業主体の市の責務であり委託しているJRと協議し安全対策を取る」と答えました。
瀬戸議員は「事故への対応は駅周辺関係者の協力も得て安全対策を取ることが大切だ。またJRが経営効率を理由に3月1日から長池駅や我孫子町駅などで無人化を進めていることに、住民から不安の声があがっている。せめて工事期間中は無人化を撤回すべきである。市の対応はどうか」とただしました。
市は「工事の安全確保は市とJRと協議し進めたい。駅の無人化問題はJR内部の問題だが地元の強い声があるのでJRに伝えた。JR側はインターホーン対応等でサービス低下がないようにすると回答した」と答弁。
瀬戸議員は「市は共同事業者でありJRに工事期間中は無人化するなと強い態度で望む必要がある。また2006年度からの高架下等の利用やバリアーフリー化計画は住民の声を聞いて策定するよう要望する」と述べました。