小笠原議員
市営交通のバリアフリー 計画は利用者参加で
(しんぶん赤旗 2002年3月25日)
 日本共産党の小笠原正一議員は、18日の開かれた市議会交通水道委員会で「市営交通バリアフリー計画」の策定と、昭和町駅と文の里駅を乗換え共通駅として扱うよう求めて質疑しました。
 小笠原議員は「計画」策定に当たっては、高齢者、障害者のためのバリアフリーという視点だけでなく、若い世代にもアメニティのある交通機関という観点から、幅広く利用者の参加で協議会を設置して施策を策定するよう要求しました。
 交通局は「意見を参考にしていくことは重要、方法については検討していく」との答弁にとどまりました。
 小笠原議員は、すべての地下鉄駅にエレベーターによるワンルートが完成しても、天王寺駅の御堂筋線と谷町線の間の連絡通路へのエレベーター設置が技術的に不可能ななか、地元からも要求が出されている、昭和町駅と文の里駅を共通駅にすれば「バリアフリー計画」の趣旨も達成でき、天王寺駅の混雑緩和策にもなると強く実現を求めました。
 交通局は「地下鉄全体の料金体系に混乱を生じることになるため困難」とこれまでの態度に固執しました。