辻議員
交通バリアフリー促進を 基本構想策定求める
(しんぶん赤旗 2002年3月29日)
 大阪市議会計画消防委員会が26日開かれ、日本共産党の辻ひで子議員が、「『交通バリァフリー法』にもとづく基本構想の早期策定を求める陳情書」について質問し採択を求めました。
 陳情は、障害者、高齢者、妊産婦、幼児を連れた母親などにとって、大阪市域の道路、公共交通、建物などの実態は、安心して安全に自由に移動することが保障されていないとして、交通バリアフリー法にもとづく大阪市基本構想を早期に策定し、推進することを求めています。
 辻議員は、交通バリアフリー法で市町村が基本構想を作成できる「特定旅客施設」の条件を、@一日の利用者数が5000人以上の施設、A高齢化率等の地域の状況からみて、高齢者、身体障害者の利用者数が(@)と同程度の施設、B徒歩圏内に相当数の高齢者、身体障害者が利用する施設が存在し、優先的に実施する必要が高い施設としていると紹介。基本構想の策定にあたって、旅客施設の実態調査の実施と利用している高齢者や身体障害者などの意見をよく聞いて策定すべきだと要望しました。
 基本構想策定協議のなかで障害者や高齢者、市民の意見が十分反映されるよう求めました。
 また、障害者施設のある鉄道駅の無人化について、市民の安全を守るために、大阪市として適切な対応をするべきだと要望しました。
 日本共産党はこの陳情の即時採択を主張しましたが、自民、民主民友、公明の与党多数で継続審議にしました。

議会 日時 付託委員会 請願・陳情名 質問者 各会派の態度
共産 自民 公明 民民 無所属
3
月市会
3/26
計消 「交通バリアフリー法」にもとづく基本構想の早期策定を求める陳情書

○…採 択  △…継 続  ×…不採択  ▲…一時不再議  ■…審査不要 −…予算関連案件
共産…日本共産党  自民…自由民主党  公明…公明党   民民…民主・民友大阪市会議員団 無所属
財総…財政総務委員会  文経…文教経済委員会  民保…民生保健委員
計消…計画消防委員会  建港…建設港湾委員会  交水…交通水道委員会