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住民要求突っぱねる 橋下大阪市長 党市議団と意見交換
来年度大阪市予算編成に向けて20日、橋下徹市長と日本共産党市議団の意見交換が行われました。 昨年末に提出した予算要望書に基づき、北山良三団長が福祉・医療・保育・教育・防災・公衆浴場固定資産税減免継続などの重点事項にしぼって要望。その後、懇談しました。 敬老パスの有料化中止について、橋下市長は「特別養護老人ホームの建設など他の高齢者施策に回している」と突っぱね、高すぎる国民健康保険料についても「所得に占める割合を府内平均まで引き上げる」と今年度に続いて2%値上げする考えを示しました。 幼稚園の民営化は、「来月からの市議会で再提案を考えている」と語り、不祥事など問題の多い校長の公募問題については「公募の是非は考え方の違い。個別の人材に問題があれば言ってほしい」と公募制度に固執する意思を表しました。 交通、水道事業の民営化については「民営化できなければ値上げする」と従来の持論をくり返しました。 さらに、市長が推進しようとしているカジノや不要・不急のなにわ筋線などの大型開発・街づくりの見直しについては、「外国人観光客を増やすことが経済成長につながる」とあくまで推進する意向を表明しました。 (2014年1月22日付しんぶん赤旗) |