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市議団の実績

大阪・北山市議 橋下市長を追及

北山良三市会議員

2013年3月6日

 日本共産党の北山良三大阪市議は6日、市議会本会議で、橋下徹市長の市営地下鉄・バス民営化方針の道理のなさを浮き彫りにし、「公共の福祉の増進」を目的とする公営交通の発展を求めました。

 北山氏は、市が地下鉄の民営化で公営ではなしえない「より良いサービス」を提供すると宣伝していることについて、公営でもできるのではないかと追及。「公営企業でもできるが、今の組織風土ならできない」と言い張る橋下氏に、初乗り運賃引き下げなどが公営のまま実施する計画であることを示し、民営化誘導のごまかしはやめよと批判しました。

 黒字の地下鉄の利益を市バスヘの支援やサービス改善などで市民・利用者に還元することが大事だと強調。市内の可動式ホーム柵設置箇所の大半が地下鉄の駅であることも紹介しながら、とくに安全対策は市営でこそ最優先にできると力説しました。

 市バス民営化では、43路線が廃止されるだけではなく、残りの89路線も維持の保証がなく、民営化に際して特別に必要となる資金も市民の税金で返済することになると告発しました。

 橋下氏は、これまでの市バス事業は「でたらめ」だったと廃止・民営化を合理化しようとしましたが、北山氏は「公務員には全体の奉仕者としての姿でしっかりと仕事をしていただきたいが、もともとの市営バス事業の目的は公共の福祉の増進だ」と強調しました。

(2013年3月7日付しんぶん赤旗)


北山氏代表質問に市民ら 橋下市長答弁は支離滅裂

 大阪市議会で6日に行われた日本共産党の北山良三市議団長の代表質問には、本会議場の傍聴席が満席となるほどの市民が駆け付けました。質問後、市民らは「市長は北山さんの質問に何も答えていない」と橋下徹市長のひどい答弁に次々と怒りの声を上げました。

 民間病院で看護師をしていた生熊ツギ子さん(62)は「初めて市議会を傍聴しましたが、橋下さんの答弁は支離滅裂です。何でも民営他することは納得いかない。民間と公務員の看護師の給料を比較していたが、もともと民間が低すぎます。市長は民間看護師の給料を引き上げるべきです」と述べました。

 鶴見区の河井博美さん(80)は「赤バスの廃止はすべきでない。弱者、障害者が困る。市長の発言は答弁になっていない。もう辞めてもらいたい。市長を変えれば大阪市はよくなる」と話します。

 高齢者施設で働く岡村徳美さん(44)は「市長が情けない。市民のことを何にも考えていない。民間のもうけ話ばかりして、公務員攻撃がひどい。市長は独裁です。なぜ黒字の地下鉄を企業に売り飛ばすのか。許せない」と憤りました。

 都島区の87歳の市民は「北山氏は質問時間いっぱいまでよく頑張っていました。市長の本音も少しわかりつつあり大変良かったと思います。会合の活動に地域で生かしていきたい」。

 党市議団の報告会で北山団長は「橋下市長は質問に答えていない。市長のひどさをぜひ知らせてもらいたい。いろんな形で一緒に運動の先頭に立ちたい」と決意を表明しました。