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市議団の実績

大阪市解体認めぬ

代表質問 山中議員が市長追及

山中智子市会議員

2015年2月27日

写真
代表質問する山中市議=27日、大阪市議会本会議


 大阪市を廃止し、五つの特別区に分割する「大阪都」構想の協定書議案が提出されている大阪市議会で、日本共産党の山中智子市議が27日、代表質問に立ち、市解体は断じて認められないと橋下徹市長をただしました。

 山中氏は、橋下氏がこれまでの無駄な大型開発の原因が政令市の大阪市が府とともに存在してきたことにあるかのように語っていることについて、橋下氏が「一人の指揮官」のモデルとする東京都でも臨海副都心など多くの失敗例があると指摘。政策の間違いにすぎないと追及しました。

 橋下氏は「特別区役所では大型開発ができないようにする仕組みが都構想」などと述べました。

 山中氏は無駄な開発は市でも府でも許されないが、橋下氏らは財源と権限を「一人の指揮官」(府知事)に集め、無駄な鉄道新線「なにわ筋線」やカジノ関連開発を推進しようとしていると告発。政治の中身の転換こそ必要だと力説しました。

 「共産党が(かねてから)WTCはじめ大型開発に反対されているのは分かっている」と語る橋下氏に対し、山中氏は、ならば街頭で共産党まで一緒くたにして言うのは「やめていただきたい」と、くぎを剌しました。

(2015年2月28日付しんぶん赤旗)