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カジノ誘致断念せよ 大阪市議会 山中議員 | |
山中智子市会議員 2015年2月27日 | |
日本共産党の山中智子市議は27日、大阪市議会本会議で代表質問を行いました。橋下徹市長に、2015年度予算案や、当面の施策についてただしました。 山中氏は、カジノを含む統合型リゾート(IR)に8000万円も調査費を計上していることについて、「ギャンブル依存症で悩む人が536万人いて、ますます深刻になるなか、カジノ誘致はもってのほかだ」と強調。「依存症対策をとるというがシンガポールや韓国でもその実効性はなく深刻になっている」と指摘し、「国民の6割が解禁に反対しているカジノ誘致はきっぱりやめるべきだ」と迫りました。 橋下市長は、これだけ社会にパチンコがあるなかで(依存症が)この数字で止まっているのは脅威だというグループもあると述べ、「手厚い対処策が功を奏している」と言い切りました。 山中氏は、介護保険料の14.6%もの大幅値上げについて「高齢者から暮らしていけないという悲鳴が上がっている。政令市、大阪府内で最も高い保険料になる値上げは、一般会計からの任意繰り入れを行ってでもやめるべきだ」と主張しました。 橋下市長は「税を投入すると世代間の不公平が出る。敬老パスの60億円の財源を保険料引き下げに使うという案が出れば検討する」と冷たい答弁をしました。 山中氏は、住吉市民病院を廃止する理由はないと指摘し、「民間病院が決まらないまま閉院すべきでない」と強調しました。 (2015年2月28日付しんぶん赤旗) |