|
「都」構想再挑戦を批判 民意を生かす市政求める 山中議員が代表質問 |
山中智子市会議員 2016年3月4日 |
大阪市議会 日本共産党の山中智子大阪市議は4日、大阪市議会本会議で代表質問に立ち、吉村洋文市長に対して、市民のくらし応援の施策の推進を迫りました。 山中氏は「修正、バージョンアップといって取り繕うとも、『都』構想の持つ根本的な欠陥―大阪市がなくなる、特別区は半人前の自治体、コスト増、市民サービスの低下など、“市民にとって百害あってー利なし”はすでに明白だ」と指摘。
吉村市長がイメージすら明らかでない「副首都」を利用して、昨年の住民投票で否決され決着済みの大阪市廃止・解体の「都」構想を膨大な税金を使って再挑戦しようとしていることを徹底批判しました。 山中氏は、交通・水道事業の民営化について質問。「乗客も伸び、毎年300億円を超える黒字を出している超優良企業の地下鉄をなぜ民営化するのか」とただしだのに、吉村市長は「市民が民営化に反対しているとは思えない」と質問にはまともに答えず、市議会での2度にわたる地下鉄・市バス民営化議案の否決を軽視する答弁をしました。 山中氏は、カジノを含む統合型リゾート(lR)などムダな巨大開発推進の市政を批判。保育士不足・保育所待機児童の解消、国保料の値下げ、敬老パスの50円負担の中止、住吉市民病院の現地建て替えなど市民の切実な願いに応えるまっとうな市政をと迫りました。 (2016年3月5日付しんぶん赤旗) |