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市議団の実績

甚大被害にも災害対策本部不設置

市長を瀬戸議員が追及

せと一正市会議員

2018年10月25日

 

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一般質問する瀬戸市議=25日、大阪市議会本会議

 大阪市議会本会議で25日、日本共産党の瀬戸一正市議は一般質問を行い吉村洋文市長の政治姿勢をただしました。

 瀬戸議員は、大阪北部地震と台風21号、24号などの防災対策について、「甚大な被害が出ているのに、災害対策本部を立ち上げなかったのは間違いだったと認めて、今後の教訓にすべきだ」とただしました。吉村市長は「現在の地域防災計画等に基づけば設置しなかったことは閻違いなかった」と強弁。瀬戸議員は「設置基準のせいにするのは潔くない。今の基準でも『市長が必要と認めれば』設置できる」と批判しました。

 瀬戸議員が、大阪市として家屋が一部損壊した被災者に対する新たな支援制度をつくり、そのための補正予算を組むよう求めましたが、吉村市長は「本市として特段の補正予算を組むことはない」と冷たい答弁をしました。

 瀬戸議員は、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の誘致をすすめる夢洲(ゆめしま)について、台風21号による護岸の被害状況を明らかにし、安全性について再検討が必要だと指摘。「夢洲の最大瞬間風速は約60メートルにも達し、安全な場所だとは保証できない」とのべ、IR誘致の断念を求めました。

 また、瀬戸議員は、不確かな「大阪都」構想の経済効果調査報告書は破棄し、「都」構想と住民投票は断意すべきだと、主張。学カテスト結果の人事評価・給与への反映や、サンフランシスコ市との姉妹都市連携解消の撤回を迫りました。

(2018年10月26日付しんぶん赤旗)