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「交流の場を増やして」

大阪市議団、児童館とトモノスを調査

  (「しんぶん赤旗」2006年5月20日)

2006年5月19日

 日本共産党大阪市議団は19日、住之江勤労青少年ホーム(トモノス住之江)と西成児童館を訪れ、子育て支援の事業やサークル活動などの利用状況、児童館、勤労青少年ホーム(トモノス)の役割について説明を受けるとともに、施設を見学、調査しました。調査には、関根信次、矢達幸、瀬戸一正、江川繁、山中智子、北山良三の各市議とあだち義孝、尾上やすおの両市議候補が参加しました。

 この調査は、児童館・トモノスの廃止があらためて5・6月議会で審議されることから、児童館・トモノスの果たしている役割、特に、単なるあそびの場ではなく、だれでも使えて地域で果たしている役割などを調べるために行われたものです。

 トモノス住之江では、小山義和館長から説明を受けた後、乳幼児広場や子どもの家などを見学しました。

 小山館長は、「この地域で子どもを産んで、一人ぼっちでいるお母さんがここに来て、安心して子どもを遊ばせ、親どうし交流できているのがうれしい」と乳幼児広場について説明。また、中学生の利用が増えていることも指摘し、「廃止されれば、中学生が一番居場所がなくなる」と語りました。乳幼児広場を利用していた母親(30)=住之江区=は、「安全に子どもを外で見るところがない。お母さんが子どもを家の中でしか遊ばせないでいると児童虐待にもつながる。子育ての不安解消など交流できる場を増やしてほしい。小学生も行き場がなくなると大変」と話していました。