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市議団の実績

天野一自民党市議の入札妨害事件・逮捕幹事長コメント

日本共産党大阪市会議員団幹事長せきね信次

2000年9月21日
幹事長コメント
日本共産党大阪市会議員団幹事長
せきね信次

 昨年の中村好男元市議につづいて天野一自民党市議の入札妨害事件が発覚し、当人の逮捕と議会への捜査という事態になった。同議員が現職の大阪市会議長であることから、大阪市はもちろんのこと、大阪市会に取っても極めて深刻な事態である。
今回の事件は、議員の立場を悪用して入札価額を入手し、これを特定業者に漏らすことで利得を得ようとした犯罪行為であり、事件の核心は議会と行政と業界の癒着にあることは明らかである。
議会と行政の癒着問題は、かつて「公金詐取事件」で問題になり、天野議員も「関係議員」として市民の批判の的になった。わが党はこの時、事件の徹底糾明と百条委員会の設置を提案したが、自民・公明など与党はわが党の質疑打ち切りを行い、百条委員会の設置提案をも多数で拒否してきた。与党の行為は、議会・行政の癒着体質を温存した点で重大な責任がある。更に与党は、今年度の議長選挙で、わが党の警告にもかかわらず天野氏を議長にかつぎ上げた責任も重大である。
わが党は、直ちに天野議員が議長職と議員を辞任する事を議会の総意とするよう与党各派に申し入れをするとともに、直ちに議会が真相解明を行うことを呼びかけるものである。