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市議団の実績

大阪市のヤミ年金・退職金
市と市労連のヤミ協定公表させ、撤廃と真相究明に全力

日本共産党大阪市議団・姫野浄団長に聞く

 

大阪市が退職者にヤミの年金や退職金などを支給していた問題が明らかになりました。この問題をどう考えるのか、日本共産党大阪市議団の姫野浄団長に聞きました。

<現市長にも支給、事態は深刻>


 ヤミ年金・退職金は、大阪市の四つの職員互助組合が連合会を組織して退職者に支給していたというものです。1993年から11年間で304億円という公金が、市から支給されたことがわかっています。これにたいする市民の怒りは当然です。
 このほか阿倍野区役所や福島区役所のカラ残業、ヤミ昇給なども発覚しました。市職員だった関市長や助役までもがヤミ年金・退職金を受け取っていたことが明らかになり、事態の深刻さを示しています。
 このようなヤミの公金支出は、市と市労働組合連合会(市労連=連合加盟)の間に結ばれたヤミの脇定にもとづいて長年にわたりおこなわれてきたと報じられています。この協定の公開が問題解決の試金石です。
 15年前にも、日本共産党を除く与党市議の接待や職員同士の飲食に市職員が組織的に公金を詐取する事件があっただけに徹底した真相解明が必要です。

<議会に報告ない公金支給は不当>
 
日本共産党は、市民の税金でまかなわれる自治体労働者の労働条件は、市民の理解と支持、情報公開が必要で、労使合意したものでも条例化しなければならないという立場です。
市民と市議会への報告なしに公金を支出するヤミ年金・退職金など一連の支給は不当であり、撤廃するべきです。
日本共産党市議団は問題が起きるとただちに是正を求め、今月16日には関市長にたいし、「ヤミ手当」の調査と結果の公表、不適切なものは整理・廃止するよう要求しました。

<ムダな支出を追及した日本共産党>
 
私たち日本共産党大阪市議団は、ムダのない簡素な議会と清潔な市政にするため、一貫して奮闘してきました。
15年前の公金詐取事件では、私たちの調査によって、自民党から公明党、社会党(当時)など、与党市議すべてが高級料亭やクラブで職員から接待を受けていたことが判明しました。市民と連携して事件を全容解明する調査特別委員会の設置を市議会に要求しました。
議員が本会議や委員会に出席するたびに交通費として支払われる「費用弁償」(現在1日1万4千円)の廃止を主張してきたのも、市議会では日本共産党だけです。
”共産党を除くオール与党の議会と市のなれあい”との報道もありますが、オール与党市政にき然とたたかい、市民に奉仕する自治体労働者論をもつ日本共産党こそ、今回の問題も追及できます。
ムダのない清潔な市政をつくるためにも、私たちはヤミ年金・退職金の撤廃と真相究明に全力をあげたいと思います。