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野宿者テントの強制撤去について |
<声明> 野宿者テントの強制撤去について 2006年1月31 日本共産党大阪市会議員団 昨30日、大阪市は、西区・靫公園と中央区・大阪城公園の野宿者のテントを強制撤去した。 大阪市はその理由に、靫公園では5月から「世界バラ会議」が、大阪城公園では3月から「全国都市緑化フェア」が開催され、公園整備の妨げになることをあげている。 しかし、現在でも多数の野宿者が公園での生活を余儀なくされているのは、弱肉強食、格差社会をつくりだしている小泉「構造改革」路線の存在がその背景にあり、大阪市が野宿者支援の抜本的対策を棚上げしてきたことにも、大きな要因がある。 にもかかわらず、職員など660人を動員し、問答無用に強制執行したことは、今後に大きな禍根を残すものと言わなくてはならない。 大阪市は今こそ、わが党議員団がかねてから主張してきたように、@ 簡易宿泊所を借り上げ、低額・無料で貸し出すなど、雨風をしのげる人としての生活に値する住居を確保する。A 現行の高齢者清掃事業を、年齢制限の緩和・撤廃と抜本的に拡充するなど、国・府に支援を求め、公的就労事業を実施する。また、経済界、NPOなどと協力し、ホームレスへの仕事の発掘を積極的にすすめる。B 病弱・高齢などで就労できない人には、生活保護を適用し、医療・居住の保障を行う。C 自立支援センターを増設するとともに、個室化など内容を改善するなど、野宿者支援の抜本的対策に踏み出すべきである。 以上
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