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吉村市長の施政方針演説についての談話 |
吉村氏は、橋下市政を継承し引き続き実行しますと表明し、地下鉄・バスの民営化、水道の経営形態の変更、大学や研究所の統合、港湾の一元管理などを推進したいと言明し、何でも民営化、市民に有益な施設の統廃合など、大阪市を実質的に解体していく市政を続ける考えを明らかにした。また大阪都構想についても、3年かけて修正案を完成させる、任期中に住民投票を実施するなど、橋下市長同様、大阪市を廃止することに固執する姿勢を示した。吉村氏は議会との対話を強調し前市長と違うと振舞っているが、やろうとしていることは全く同じです。 吉村氏は、大阪維新の会が提案した副首都大阪構想を提唱したが、中身を見ればリニア中央新幹線やなにわ筋線などのインフラ整備、夢洲への統合型リゾート(IRを含む)の誘致などを中心に据え、中小企業対策は抽象的にしか言及しないなど、従来型の巨大開発推進・呼び込み型の成長戦略であることが明瞭になった, 吉村氏は、大阪市の実施する市民サービスについて、「子どもの教育費、医療費、無償都市大阪」をめざすとして現役世代に重点投資するいくつかの施策を示した。これらの中には私たちが早くから提案してきたものもある。どうすれば全ての世代の市民サービスを後退させることなくこれらが実現できるのか、党議員団として吉村市長と大いに議論を重ねていきたい。 日本共産党大阪市会議員団は、引き続き「維新政治」の本質と狙いを市民的に明らかにするとともに、市民との共同をさらに広げて、市民要求実現と大阪市政発展のために全力で奮闘する決意です。
2015年12月25日 日本共産党 大阪市会議員団 団長 瀬戸 一正 |