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市議団の実績

百害あってー利なし

党市議団 山中幹事長が談話


 日本共産党大阪市議団の山中智子幹事長は14日、大阪市が提示した「大阪都」構想の区割り案について次のような談話を発表しました。

 大阪市を廃止し、4区か6区に分割する区割り案が出されました。

 一昨年の住民投票にいたる議論を通じて、私たちは“大阪市廃止は百害あってー利なし”であることを証明し、否決という決着をみました。

 「5区がだめなら4区か6区」だという乱暴な発想で出された案について、「財政格差を抑えた」と自画自賛していますが、とんでもない話です。主要な税収を大阪府に吸い上げられ、自主財源の少なさに苦しみ、住民サービスを低下せざるをえない本質にはまったく変わりがありません。また、分割できない事務・事業を担う膨大な一部事務組合が設置され、住民に身近なことさえ自分たちで決められない“半人前”の自治体になることも自明です。

 今後、詳細な制度案が出されますが、無駄な大型開発の財源づくりであることを告発しつつ、4区であれ、6区であれ、“百害あってー利なし”の姿を浮き彫りにし、大阪市廃止を阻止するために全力を尽くします。

(2017年7月15日付しんぶん赤旗)