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大阪・サンフランシスコ姉妹都市解消 山中党市議団幹事長 撤回求め談話 |
米サンフランシスコの日本軍[慰安婦」の市有化で、吉村洋大阪市長が両市の姉郡市関係を解消する意向を示したことに対し、日本共産党の山中智子大阪市議団幹事長は1日、姉妹都市解消の撤回を求める談話を発表しました。 サンフランシスコ市が民間団体から寄贈された「慰安婦」像の碑文の内容が「日本政府の見解と違う」「信頼関係が損なわれた」などとして、吉村市長は60年間続く大阪市とサ市の姉妹都市関係解消を表明していました。 山中幹事長は談話で、「慰安婦」の存在は1993年の河野洋平官房長官談話でも認めているとして、碑文を「不確かな一方的な主張」という吉村市長には道理がないと指摘。 姉妹都市提携はさまざまな考えの違いを超えて親善交流を強める意思の下に成り立つものであり、今回のような「政治的な考え方」の違いを理由に解消することは、60年にわたり築いてきた両都市の文化交流や親善の歴史を一瞬にして無に帰すことに他ならない、と強調。吉村市長の思い込みや独断で大きなマイナスの影響が生じるとして、解消を撤回し、両都市の友好・親善・交流を発展させるよう求めています。 (2017年12月2日付しんぶん赤旗) 1.吉村洋文大阪市長は、サンフランシスコ市が「従軍慰安婦像」を設置したことをもって、大阪市とサンフランシスコ市との信頼関係が損なわれたとして、1957年以来の姉妹都市提携を、この12月中にも解消する意向であることを表明した。
1.吉村市長は、「不確かな一方的な主張をあたかも歴史的な事実であるかのように碑文に刻むことは日本、大阪に対するバッシング」だとしているが、いわゆる「従軍慰安婦」の存在が歴史的な真実であることは、いまや疑いようのない事である。 1993年の当時の河野内閣官房長官の談話でも、「今次調査の結果、長期にかつ広範な地域にわたって慰安所が設置され数多くの慰安婦が存在したことが認められた」とされているところであり、吉村市長の言い分には道理がない。
1.同時に、そもそも姉妹都市提携は、様々な考えの違いを越えて、親善交流を強める意志の下に成り立つものであり、今回のような「政治的な考え方」の違いを理由に解消するなどという事はおよそ考えられない。何より、60年にわたって営々と築いてきた両都市の文化交流や親善の「歴史」を一瞬にして無に帰すことにほかならない。
1.吉村市長は、自らの思い込みや独断によって、きわめて大きなマイナスの影響が発生することに鑑みて、姉妹都市解消を撤回し、今後とも両都市の友好・親善・交流の諸事業を発展させるべきである。 |