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「都」構想再挑戦許されない

党大阪市議団 市民団体など懇談会

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秋の決算議会に向けて開かれた懇談会=4日、大阪市役所


 日本共産党大阪市議団は4日、秋の決算議会に向けた市民団体や労働組合との懇談会を市役所内で開き、68人が参加しました。

 瀬戸一正団長はあいさつで、「わずか3ヵ月前に大阪市民があれほど二つに分かれて議論し悩んで否決した『大阪都』構想に再挑戦することは許されない」と橋下・維新の知事、大阪市長のダブル選挙への対応を批判。

 「『都』構想をバージョンアップするとだけ言って再挑戦するというのは全くの無責任だ」と述べました。

 山中智子幹事長が、ダブル選挙に向けて、住民投票否決を受けていったんは「風呂敷はたたむ」としていた環境科学研究所と公衆衛生研究所や、大学などの統合関係の議案を最優先にするなど、9、10月の決算議会での焦点、ダブル選挙をめぐる動きなどを報告しました。

 参加者からは、「地下鉄の民営化案で大阪の地下街を所管替えして交通局に渡すというのは、市民の財産を払い下げするようなもので、都市計画と都市のあり方にも関係する内容だ」などの訴えや、敬老パスの無料化の復活など切実な声や要望が出されました。

 奈良女子大学の中山徹教授が「『大阪都』構想後の課題、一点共闘から新たな自治体建設へ」と題して講演しました。

(2015年9月5日付しんぶん赤旗)