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「市の負担青天井」

党大阪市議団 オンライン懇談会

 

 日本共産党大阪市議団は1日、3月予算議会に向けたオンライン懇談会を開きました。

 山中智子団長が、開会あいさつし、市政の現状と2022年度予算案の特徴を報告。コロナの犠牲が全国最悪の大阪について、「現場の声を聞かない、思いつきとパフォーマンスに終始する市政は異常」だと指摘。早々と「1保健所」体制維持を意思決定し、高齢者施設等の感染防止の抜本策もないなど、「保健・医療の抜本拡充も、現下のコロナ対策強化も、予算案のどこにもない」と批判しました。

 また、これまでの赤字が解消され収支均衡となる中、市の財政調整基金残高が2000億円を超える見込みの予算案に対して、「この力を市民のために使うのではなく、巨大開発を本格化しようとしている。大阪経済の主役の中小企業には特筆すべき支援策もない」と指摘。カジノ誘致について「市の負担は青天井」だと批判し、「この1ヵ月がヤマ場。何としてもカジノストップのたたかいを大きく広げよう」と訴えました。

 懇談では、「ワクチンが希望通りの数が入ってこない。モデルナよりファイザーを確保してほしい」(保険医師会)、「25日に府市大阪IR株式会社が締結した基本協定について、議会でつっこんだやりとりをしてほしい」(よくする会)など、切実な実態や要望の発言がありました。

(202234日付しんぶん赤旗)