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市営交通の議員・元議員無料パスは「特権」であり、廃止を

議員団が市長・交通局長に申し入れ

 現在、大阪市会議員には地下鉄・市バス・ニュートラムの無料パスが交通局より支給(日本共産党の全議員は返上)され、元議員にも、一般会計から一人年約17万円が交通局に支払われて、無料パスが交付されています。

 日本共産党大阪市会議員団は29日、市職員の「厚遇」への市民批判が高まっているもと、市会議員の特権的な優遇策についても抜本的なメスが入れられるべきで、市営交通優待パスの配布は市民の批判にたえられないと、関淳一市長と岡本勉交通局長にたいし、廃止の申し入れをおこないました。

 申し入れには、下田敏人幹事長、矢達幸副幹事長が参加。大阪市側は森下暁市長室長らが対応しました。

申し入れは、市会議員は議員報酬と政務調査費によって十分活動が保障されており、元議員についてもパスを交付する合理的根拠に欠けるものであって、いずれも「特権」以外のなにものでもないとし、ただちに廃止するよう強く申し入れています。

       市会議員・市会議員待遇者(元議員)の優待パス廃止の申し入れ

                                                                     2005年1月28日

 大阪市長 關 淳一 殿

 交通局長 岡本 勉 殿

                                                                   日本共産党大阪市会議員団

                    団長 姫野 浄

 今、職員の「厚遇」問題はもとより、市会議員の費用弁償をはじめとする優遇策に対して、市民の中から強い批判が寄せられている。

 一刻も早く不要・不当な「厚遇」については、廃止等の措置がとられることは無論のこと、同時に市会議員等の特権的な優遇策についても抜本的なメスが入れられるべきである。

 なかでも、市会議員等の市営バス・地下鉄の優待パスについては、到底市民の批判にたえられるものではない。

 言うまでもなく、市会議員の優待パスは交通局より支給され、70才未満の元議員のものは一般会計から1人年約17万円が交通局に支払われて交付されている。

ところが、市会議員は議員報酬と政務調査費によって十分活動が保障されており、元議員についてもパスを交付する合理的根拠に欠けるものであって、いずれも「特権」以外のなにものでもない。

よって、市長ならびに交通局長におかれては、市会議員・元議員への市営バス・地下鉄の優待パスはただちに廃止されるよう強く申し入れるものである。

                                                                                    以上