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学校園における安全確保等に関する緊急申し入れ

寝屋川市立小学校の殺傷事件をうけ、市長と教育委員長に

日本共産党大阪市会議員団は22日、寝屋川市立小学校の殺傷事件をうけ、市長と教育委員長に学校園における安全確保等に関する緊急申し入れをおこないました。申し入れには、姫野浄、山中智子、両文教経済委員が参加しました。

市側は、後藤幸雄教育次長と吉田豊治主席指導主事が対応。警備員の配置については、「予算のこともあり、今のところ難しい」とのべました。

 

2005年2月22日

大阪市長     関 淳一  殿

大阪市教育委員長 山崎 高哉 殿

日本共産党大阪市会議員団

団長 姫野 浄

 

      学校園における安全確保等に関する緊急申し入れ

 17歳の卒業生が母校を訪れ、教職員を殺傷するという寝屋川市の公立中学校での事件は、社会に深い悲しみを広げています。

 安全がもっとも確保されるべき学校で、尊い命が奪われたことは、なんとも痛ましく、犠牲になった方々の無念を思うと言葉を失います。

 わが党議員団は、2001年6月、池田小学校事件のあとにも学校園の安全確保についての申し入れを行いましたが、今回改めて、安全確保等をいっそう進めるため、以下の点について緊急に申し入れます。

                記

1、各校園に警備専任員や臨時職員を含む教職員の増員、少人数学級の促進により、子どもたちに目がゆきとどく体制を充実、強化する。

2、各校園の安全を確保する上から、現場の要望に基づき、以下の設備の整備、新設をはかる。

 @ 各教室と職員室をつなぐ内線電話、及びすべての校門・通用門等への防犯カメラやインターホンを設置する。

 A 各教室内に非常ベルや停電時にも作動できる非常用放送設備などを設置する。

 B 危険箇所の総点検や老朽箇所の改修を行い、職員室や各教室の配置などを見直す。必要な場合は校舎の建て替   えも含めて措置する。

3、通学時の子どもたちの安全確保のために「交通専従員」を配置する。

4、安全な学校づくりのために地域に開かれた学校づくりをさらに進め、積極的に保護者や地域住民の参加を促進し、子どもたちを守り育てる体制を推進する。

5、大阪市の教育行政を進める上で、今後さらに安全な学校づくり、開かれた学校づくりへの予算措置を含めて、父母、教職員、市民の意向を十分反映する体制をつくる。

以上