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大阪市議会の運営改善図れ

党大阪市議団が各派幹事長に要請

2005年5月21日「しんぶん赤旗」

 日本共産党大阪市会議員団の下田敏人幹事長は二十日、議会の各派幹事長会議で議会運営の改善に関する申し入れをおこないました。

 申し入れの主な内容は、「市会の公開をさらに進めるための改善をはかる」ために、▽本会議代表質問のテレビ放映に道をつける▽インターネットによる本会議・委員会の中継を実施する▽委員会の直接傍聴を認めるようにする▽議員「面会証」はただちに廃止する|などを求めています。

 「請願・陳情については市民の請願権を保障する立場で改善する」ために、▽請願・陳情者が趣旨説明をする場をつくる▽請願・陳情は提出された議会の会期内で結論を出すことを原則とし、結論が出ない場合は次回の議題とする|などを要求。

 「本会議・委員会審議の充実をはかる」ために、▽本会議での代表・一般質問を九月・十月議会でもおこなうようにする|などを要求。

 「簡素で清潔な大阪市会にする」ために、▽海外出張は真に必要なものに限ると共に、参加者数、出張日数も必要最小限とするなど抜本的な見直しをはかる。今年度は中止をする▽政務調査費については、領収書等も閲覧に供する|などを要求しています。

 

各派幹事長  殿

2005年5月20日

                                    日本共産党大阪市会議員団

                       幹事長 下田敏人

 議会運営の改善に関する申し入れ

    日本共産党大阪市会議員団は、大阪市会をよりいっそう市民に開かれたものにするため、以下の提案をおこないます。各派幹事長におかれては、早急に検討の上、具体化されるよう求めるものです。

 1、市会の公開をさらに進めるための改善をはかる

 @ 本会議代表質問のテレビ放映に道をつける。

  A インターネットによる本会議・委員会の中継を実施する。

  B 委員会の直接傍聴を認めるようにする。

  C 本会議場の傍聴定員が超過した場合、P1でのテレビモニターの視聴が

  できるようにする。

  D 議員控室でもテレビ傍聴ができるようにする。

E 議事録をより速やかに作成する。

  F 議員「面会証」はただちに廃止する。

2、請願・陳情については市民の請願権を保障する立場で改善する

  @ 請願・陳情者が趣旨説明をする場をつくる。

  A  請願・陳情は提出された議会の会期内で結論を出すことを原則とし、結論が出ない場合は次回の議題とする。

  B 閉会中に提出された請願・陳情については一ヶ月以内に常任委員会を開催して審議する。

  C 予算関連及び意見書・決議に関連する請願・陳情は「みなし採択」もしくは「みなし不採択」の取り扱いにする。

3、本会議・委員会審議の充実をはかる 

  @ 本会議での代表・一般質問を9月・10月議会でもおこなうようにする。

A 委員会審議は十分時間をとっておこなうようにする。

4、議会役員及び議会推薦の監査委員の選出、構成を民主的に行う

@ 役員の選出、構成は各派の総意に基づくものとする。

5、簡素で清潔な大阪市会にする

  @ 海外出張は真に必要なものに限ると共に、参加者数、出張日数も必要最

  小限とするなど抜本的な見直しをはかる。今年度は中止をする。

  A  費用弁償は廃止する。

 B 政務調査費については、領収書等も閲覧に供する。 

                                                             以上