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プール安全の把握、指導を 大阪市長に党市議団要請

 8月9日、日本共産党大阪市会議員団は、市内のプールの安全管理徹底を求めて市長に申し入れを行い、河合市長室長をはじめ、プール施設に関係する教育委員会事務局、ゆとりとみどり振興局、健康福祉局、環境事業局が対応しました。

 申し入れでは、市民・学校園のプール運営の安全管理を徹底すると共に現場での安全マニュアルを徹底させ、各施設の点検状況を公表するよう求めました。また、市民プールの運営を指定管理者制度に移行させ、委託運営している事での管理責任、安全面についての問題提起も行いました。

 市長室長は「安全管理は指定管理者であろうと、誰がやっても一番大事」と述べました。各局からは点検の状況と、緊急対処した3施設(森之宮屋内プール、旭プール、歌島プール)の報告等を受けました。

 安全管理の面で、学校プール開放では保護者もプール監視に協力する場合があり、安全管理体制を市がしっかり把握、指導することも要望しました。また大阪市の管理するプールだけでなく、市内の民間プールも含めた安全管理のためにも、施設の仕様、基準、管理の徹底について国にも積極的に働きかけていくよう求めました。

申し入れには、矢達幸、江川繁、稲森豊、北山良三各市会議員が出席しました。

 

 

2006年8月9日

大阪市長 関淳一 様

大阪市教育委員会委員長 加茂紀夫 様

日本共産党大阪市会議員団

団長 下田敏人    

 

市民・学校園プール等の安全管理徹底への申し入れ

 7月31日、埼玉県ふじみ野市営プールにおいて、吸い込み口のフタが外れていたことにより、小学2年生の児童が死亡するという痛ましい事故がおこりました。この事件では、ふじみ野市からプール管理を委託された業者が下請けに「丸投げ」しており、公営施設の管理において市の無責任な実態が浮き彫りになってきています。

 8月7日、文部科学省の調査報告によれば、全国の公立プール・学校園プールで1900カ所の安全不備が指摘されています。大阪市においても、指定管理者制度による市民プール施設運営の業務委託がすすめられました。今回の事件により、市として指定管理者がどのように安全管理を行っているか、制度の是非も含めて厳しく問われています。施設の点検の現状を公表し、市の管理マニュアルを明らかにし、指定管理者の職員の管理体制や夏場の監視員への現場マニュアルの徹底などを強く求めます。あわせて、学校園プールの安全点検状況を調査し、子どもの安全管理徹底をさらにすすめるよう申し入れます。

以上