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ワクチン予約改善を

大阪市長に党市議団要望

 

 日本共産党大阪市議団は1日、応募者殺到で混乱する新型コロナワクチン接種予約の対応改善を求める要望書を松井一郎市長あてに提出しました。山中智子、井上浩、寺戸月美、長岡ゆりこの各市議が、応対した新谷憲一健康局長、井上光太郎総務部長らに、予約が取れない地域の高齢者の不安の声を伝えました。

 大阪市では5月17日に85歳以上(約11万5千人)を対象に予約が開始され、約1万5千人の1週間の枠が即日満杯。その後、段階的に予約可能年齢が引き下げられ対象者が2倍、3倍と増える中で、毎週月曜日に激しい「予約競争」が起きています。来週から2回目の接種も始まり、地域の会場で予約ができない市民から「コールセンターの電話もインターネットもまったくつながらない」など不安が相次いでいます。

 議員団は、枠に余裕のある大規模接種会場の医師やスタッフの地域への配置をすすめ、地域の集団接種会場の枠を増やすことを要望。市側は「柔軟に考えていく」と応じました。その他、個別接種ができる医療機関を増やすなど、医療機関や市民の声を踏まえ、予約のあり方について検討・改善を求めています。

(202162日付しんぶん赤旗)


202161

大阪市長  松井一郎 様

ワクチン接種予約のあり方について改善を求める要望

                     日本共産党大阪市会議員団

                      団 長   山中 智子

 5月17日から高齢者への新型コロナワクチン接種の予約が段階的に始まりました。85歳以上の方は11万5千人ですが、17日時点で約1万千人の枠が即日満杯になりました。その後24日から80歳以上、31日から75歳以上と年齢の枠が下がり、予約可能な対象者が2倍、3倍と増える中で、毎週月曜日はワクチン争奪戦の日のようになっています。6月7日からは、2回目の接種の方の予約も入るため、新規の受付枠が非常に少なくなることが懸念されています。

 「コールセンターの電話もインターネットも全くつながらない」、「近所の医院からも断られて困っている」など、予約したいのに予約ができない市民から苦情や不満、不安が相次いでいます。予約が取れずにあきらめている高齢者の現状をこのまま見過ごすわけにはいきません。

 京都市では、急遽、集団接種予約の申込み方法を「登録方式」に変更したと聞いています。本市においても、医療機関や市民などの声を踏まえ、早急に現在の混乱を解消するべきです。

 さらに、大規模接種会場の医師やスタッフの地域への配置をすすめ、地域の集団接種会場の枠を増やすなど、ワクチン接種予約のあり方について検討・改善を求めます。

 また、「かかりつけ医で接種できるなら、それが一番いい」との声も多数寄せられています。個別接種に協力いただく医療機関を増やすことも、迅速に進めていただきますようにあわせて求めます。

 以上