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高齢者へ接種早急に

党大阪市議団 市長に要請

 日本共産党大阪市議団は17日、松井一郎市長宛てに、希望する高齢者全員への一日も早いワクチン接種を求める要望を行いました。山中智子団長をはじめ、井上浩、寺戸月美、長岡ゆりこの各市議が出席し、大阪市健康局の新谷憲一局長らが対応しました。

 大阪市から最も早く予約可能ハガキを受け取った85歳以上の高齢者のなかには、接種を希望していても、「ネットはわからない」「電話はつながらない」という状況で、いまだに予約ができず、諦めや焦りで毎日が辛いという人たちを残している現状があります。

 要望では、感染した揚合のリスクが高い人たちを後回しにせず、接種を希望する人を誰一人取り残さないため、行政として、未接種者の把握、希望者への一日も早い接種の方策を検討・実施することを求めています。

 山中氏は「85歳以上の高齢者で予約を諦めかけている人に対して『諦めないでください。相談してください』と接種してもいいと思えるよう市が発信するべきです」と訴えました。新谷局長は「その意識はあります。真剣に考えます」と答えました。

(2021618日付しんぶん赤旗)


 2021617

大阪市長  松井一郎様

日本共産党大阪市会議員団

                          団長  山中智子

希望する高齢者全員への一日も早いワクチン接種を求める要望書

 新型コロナワクチン接種の予約開始からちょうど1か月が経過しました。

 この間、個別接種を実施する医療機関の拡充や、各地域での集団接種の回数の増加など、医療機関の皆さんや行政関係者の努力で、実績や予約可能数の確保が着実に進んでいることに敬意を表します。

 一方で、最も早く予約可能ハガキを受け取られた85歳以上の方を始め後期高齢者の方のなかには、いまだに「ネットはわからない」「電話はつながらない」という状況で途方にくれている方や、「苦労してたどりついた医療機関で8月にならないと無理と言われた」と不安がっておられる方がいらっしゃいます。毎週予約可能の年齢が広がり、大規模会場にいたっては65歳以下でも可、という話も出るなかで、諦めや焦りで毎日が辛い、という方を残している現状があります。

 感染した場合のリスクが高い方たちをこのまま後回しにしていいはずがありません。生野区では、個別接種や集団接種に漏れた人を近隣で優先的に接種するプロジェクトが進んでいると聞いていますが、こうした取り組みへの支援をはじめ、接種を希望する人を誰一人取り残さないための特段の手立てが求められています。行政として、未接種者の把握、希望者への一日も早い接種の方策を検討・実施されることを強く要望します。