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コロナ深刻 現場の声聞き市民守れ 共産党市議団大阪市長に申し入れ |
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大阪ではオミクロン株による感染が、全国でも類をみない深刻な事態にあります。健所業務がひっ迫し、2万人を超える発生届が滞ったことで、必要な措置がとられず、症状が悪化し手遅れ寸前になる人も出ています。保健所からの電話によるファーストタッチの異常な遅れ、疫学調査の不足とともに、高齢者施設等でのクラスター未掌握という事態が生じ、不安が大きくなるばかりです。
山中智子市議団長は、党や市議団に寄せられた市民の声を紹介しながら、「現場の声を聞き、保健師など専門家が必要な業務に専念できるよう一刻も早く手を打ち、全庁挙げて市民の命と健康を守ることを最優先にすべき」だと訴えました。
申し入れは、▽保健所等の体制の強化、集中的な応援▽陽性者への最も効果的で確実・必要なフォロー▽希望する自宅療養者全てへの配食サービスの実施▽PCR検査体制の抜本的拡充▽入院体制・宿泊療養の拡充▽コロナ関連情報のわかりやすい発信▽3回目のワクチン接種推進のため、集団接種会場を増やす―などを求めています。 新谷局長は「現場の声を聞き、遅れを解消したい」と答えました。
大阪市長 松井一郎 様
2022年2月22日
日本共産党大阪市会議員団
団長 山中智子
新型コロナウイルスのオミクロン株による感染は全国的なものではありますが、大阪では全国でも類をみない深刻な事態にあります。
保健所業務がひっ迫し、2万人を超える方の発生届が滞ったことで、必要な措置がとられず、症状が悪化し手遅れ寸前になった方もおられます。また、保健所からのファーストタッチが異常に遅れていることが、感染された方やそのご家族の心身や社会生活にはかり知れない苦痛をもたらしています。疫学調査の不足は、感染拡大につながるとともに、高齢者施設等でのクラスターの未掌握という事態を引き起こしています。いったい、陽性者が正確に何人いるのかもわからないなかで、ピークアウトなどという言葉が飛び交い、先行きへの不安は大きくなるばかりです。
現在の体制では住民の命を守れない事態となっていることは明らかです。あらゆる手立てで現場をバックアップし、保健師さんなど専門家が、命を守るために必要な業務に専念できるよう、一刻も早く手を打つことが求められています。全庁あげて市民の命と健康を守ることを最優先にすべき時だと考え、保健・医療体制に絞って申し入れます。
1.
保健所・保健福祉センターの体制をあらゆる手立てで強化すること。全庁的な応援体制、とりわけ、市民生活に喫緊の影響を与えない局からの集中的な応援を行う
なお、将来の保健所・保健福祉センターのあり方については、現場の声をよく聞くこと。拙速に「1保健所」ありきで進めないこと
2.
陽性者へのフォローのあり方について、現場の声を聞き、もっとも効果的で、確実・必要な接触を行うこと
3.
希望する自宅療養者すべてに配食サービスを実施すること
4.
PCR検査体制を抜本的に拡充すること
5.
大阪府と協力し、入院体制・宿泊療養を拡充すること
6.
陽性になった際にとるべき行動をはじめ、コロナ関連情報をわかりやすく発信すること
7.
3回目のワクチン接種推進のために、医療機関任せにせず、集団接種会場を増やすこと
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