大阪市敬老パスを守る連絡会は27日、大阪市役所前で、「大阪市敬老パスは今のまま継続して下さい」「敬老パスは高齢者の生きがい、社会参加になくてはならない」と敬老パス(大阪市敬老優待乗車証)の堅持を訴える宣伝、署名行動を行いました。約90人が参加し、一時間あまりで160人が署名に応じました。
「高齢者のいきがいをなくすな」と怒りが広がり、短期間に10万人を超える署名が寄せられるなど大きな市民の運動となりました。今年度は廃止が見送られました。引き続き、見直すことを完全に断念させるとりくみを強めていこうと取り組まれました。
日本共産党の小南かおる市議は、大阪市は敬老パスの廃止をはじめ市民サービスの切り捨てをすすめようとしていると批判。市財政を立て直すために、職員「厚遇」問題の徹底究明、巨大開発の無駄づかいや第三セクターの失敗による赤字の穴埋めに税金を投入することをやめさせることに全力をあげると表明。「敬老パスを継続させましょう」と訴え、署名を呼びかけました。
署名に応じた勝部博子さん(30)=会社員=は、「長い間働いてきて、社会に貢献してきたお年寄りに、老後を楽しんでもらうためにも敬老パスは残してほしい」と語っていました。
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