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軍艦入港認めるな 大阪市に平和団体が抗議

 米海軍第7艦隊の旗艦ブルーリッジ(約1万9200d)が大阪港に入港していた問題で31日、安保破棄大阪実行委員会など平和4団体が大阪市と交渉し、商業港の軍事利用に抗議しました。同艦は補給や「友好・親善」を□実に13日から4日間停泊したものの、入港前の協議が実現しなかったため、参加者らは怒りを込めて理由を問いただしました。

 応対した同市港湾局の玉井恵一海務担当課長は、米艦の入港通知が遅かったため「手続きの問題で(協議が)遅れた」と弁明。「(米艦は)震災支援で動いていて補給先がなかなか決まらなかったのでは」と言い訳しました。

 原水爆禁止大阪府協議会の山崎義郷副理事長らは、入港通知の遅れが続くことで、日米両政府に対する核兵器搭載の確認など、市側の手続きが「形式化する恐れがある」と批判しました。そのうえで、市議会が全会一致で決めた「大阪港平和利用決議」を守って「商業港を発展させる市として、軍艦の入港を認めてはならない」と声を強めました。

 日本共産党の小原孝志市議が参加しました。

(2011年6月1日付しんぶん赤旗)