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橋下市長が所信表明

 11月の大阪市長選挙後初の大阪市議会本会議が28日開かれ、橋下徹市長が所信表明を行いました。

 橋下市長は「1人の指揮官」に権限を集中し、巨大開発をすすめる「大阪都」構想がダブル選挙で「民意」を得たと指摘。「大阪から新たな統治機構をつくりあげ、大阪にふさわしい自治の仕組みづくり、大阪市役所を変え、大阪から日本を変えていくという三つのことにとりくむ」と「独裁政治」の拠点づくりと国政へ足場を広げることを改めて表明しました。

 広域行政には「制度的な政令市権限がどうであれ、知事の意向を尊重してもらいたい」とのべ、「独裁政治」を具体化し、実行する「総司令部」=「府市統合本部」に従うよう求めました。市長と市職員の関係では「『民意』を語るのは選挙で選ばれた市長だけ。市職員が『民意』を語ることは許しません」と市職員の絶対服従を命令しました。暮らし、福祉、教育の向上、地域経済活性化など市民が願う問題には言及しませんでした。

(2011年12月29日付しんぶん赤旗)