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住吉市民病院守れ

西成区で市議会報告懇談会


 橋下徹大阪市長が大阪府立急性期・総合医療センターヘの統廃合を狙っている住吉市民病院問題で、日本共産党の尾上康雄市議は8日、市議会報告・懇談会を大阪市西成区で開きました。町会長や市民50人余が参加し、「現地で建て替えて存続を」の一点で草の根からの共同を広げ、廃止・統合計画を撤回させようと話し合いました。

 尾上市議は、市民病院の使命、両病院の役割の違い、府立病院では、いまでも患者の受け入れが飽和状態で、統合されると地域医療の確保が深刻になると強調。病院が廃止されると、子育てができない街になり、子どもがいなくなるなどの問題点を指摘。議会で決定されたことは、統合のための調査・検討費用が予算化しただけで、統合の具体化予算は決まっておらず、市民ぐるみの運動がカギになると報告しました。

 大阪きづがわ医療福祉生協の蒲生健理事長は「病院受診者の3分の1が西成区民で、子どもは地域の宝です。これ以上、子どもを西成区から減らしてはならない。思想・信条の違いを超えて病院残せと声を広げていこう」とあいさつしました。

 日本共産党のわたなべ結大阪3区国政対策委員長も「この問題はまだまだ知られていません。生きる権利を守る運動をごー緒にすすめていきましょう」と発言しました。

(2012年9月12日付しんぶん赤旗)