国保料値上げ「２％」

橋下大阪市長 ３％から態度変更

　国民健康保険料の３％値上げを打ち出していた橋下徹大阪市長は２９日夜、市議会で「国保料の改定は、現下の社会・経済状況をふまえ、最大限圧縮するとともに、収納率のより一層の向上に取り組む」とした付帯決議が可決されたことを受けて、「２％アップにとどめる」と記者団に表明しました。

　一方で、「だけどこれは今年度の話ですから。来年度に向けてもう一度、府内４２市町村の負担感に合わせるべく保険料を考えていく」とし、同時に保険料収納率アップを区長に指示したと話しました。

　「国保料の３％値上げ」は、橋下市長が強引に進める市民施策切り捨ての「市政改革プラン」の一環として打ち出されたものです。

　日本共産党はこれまで、国保料値上げに反対し、同日の本会議には引き下げるための予算組み替え動議を提案していました。

(2013年3月31日付しんぶん赤旗)