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大阪 地下鉄民営化で圧力

橋下市長 運賃値下げで議会脅す

 大阪市営地下鉄・バスの民営化・廃止を狙う橋下徹市長は17日、「とりあえず料金値下げをして、地下鉄の民営化がだめなら値下げはご破算になる。議会が、民営化できない理由を説明すべきだ」とのべ、利用者にメリットを強調する一方で、議会に圧力をかけ、しゃにむに民営化・廃止へ突き進む姿勢を見せました。市役所で記者団に答えました。

 市交通局は、民営化条例案可決のめどが立たないことや、南海トラフ地震の被害対策などを理由に値下げを断念しましたが、橋下市長は市営地下鉄の初乗り運賃を2014年4月から20円値下げする意向を示しました。

 橋下氏は「民営化が前提だから下げられる」「先に180円に値下げして、なぜ民営化できないのか議会のみなさんに説明を求めたい」と語り、脅しをかけて継続審議となっている民営化条例案を押し通す構えです

 地下鉄・バス民営化問題は、市民から不安や反対の意見が噴出しており、各会派からも「民営化と値下げは別の話だ」と批判が相次いでいます。

(2013年10月18日付しんぶん赤旗)