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法定協委員
橋下市長が交代要求
民意なき「都」構想に固執


 「大阪都」構想に固執する橋下徹大阪市長は28日、「都」構想を論議してきた大阪府・大阪市特別区設置協議会(法定協議会)の「正常化」などと称して、「都」構想に反対する共産党、自民党、民主系の委員を交代させるよう浅田均会長(府議会議長)に申し入れました。

 橋下市長は、大阪市議・府議、市長・知事で構成する法定協議会で「都」構想が思い通りに進められなくなったと突然、議会側との協議を打ち切り、筋違いの「市長選」に持ち込みました。再選されたものの投票率は過去最低で、得票も前回2011年市長選の75万票から今回37万票へと半減させました。「都」構想は民意を得るどころか、これがいかに民意とかけ離れているかが鮮明になりました。

 橋下市長は、「都」構想に反対する自民、民主、共産の委員について、「制度改革の賛否に関する入り口論に終始し、(法定協議会の)規約に反している」などと批判。今回の市長選の結果を踏まえ、委員を入れ替えるよう求めました。

 浅田会長は、記者団に「議事録を調査し、提出資料を確認する」と述べ、調査し、判断する意向を示しました。

(2014年3月29日付しんぶん赤旗)