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暴走「大阪都」構想

橋下・維新政治ストップを

大阪市をよくする会、民主府政をつくる会共同で声明


 大阪市をつぶす「大阪都」構想をめぐり、橋下・「維新の会」が「独裁的手法」を強めていることについて、「大阪市をよくする会」と「明るい民主大阪府政をつくる会」は11日、両会の事務局長名で「府民、市民置き去りで『大阪都』構想に暴走する橋下・維新政治にストップを」との声明を発表しました。

大阪市をよくする会、民主府政をつくる会共同で声明

 維新はこの間、「都」構想を議論する法定協議会から他会派の府議を排除。3日には維新だけでの再開という暴挙に出ました。
 声明は「『維新による、維新のための、維新だけによる(「都」構想の)協定書づくり』が進められている」と指摘しています。

 維新は今月中に法定協で協定書を完成させようとしています。

 「都」構想の住民投票に持ち込むには府市両議会での協定書の承認が必要となります。橋下氏らは仮に議会が否決しても市長や知事の独断による「専決処分」を行う可能性を否定していません。

 声明は3月の「出直し市長選」で、橋下氏が大きく支持を減らしたことにもふれながら、一連の「都」構想をめぐる強引な手法に民意はないと指摘。府民の中にも議会の中にも多様な意見があるからこそ議論を尽くして合意をはかるのが議会制民主主義であり、地方自治の原則だとしています。

 その上で、大阪府・市を自治体本来の役割である「住民福祉の向上」に専念させるために「維新政治の暴走ストップ」の共同をと呼びかけています。

(2014年7月15日付しんぶん赤旗)