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虚構の多数を自慢

橋下氏、街頭演説で


 大阪維新の会の橋下徹代表(大阪市長)は13日、「大阪都」構想の説明のための街頭演説を市内3力所で行い、設計図(協定書)を今月25日までに完成させると述べました。

 維新の会は設計図をつくる法定協議会から自民・民主・公明府議の委員を排除し、維新単独での協議会を繰り返しています。にもかかわらず橋下氏は、「少数の意見、反対の意見を排除するつもりはない」と矛盾する発言をしました。

 さらに、委員の交代を「いす取りゲーム」にたとえ、維新は「勝って多数を得ることができた」「民主主義は最後は多数決」などと排除によってできた虚構の多数を自慢げに話しました。

 鶴見区では、大阪市廃止後に設置する特別区の議員定数に言及。「都」構想では同区を含めた五つの区が「東区」に変わります。人口58万人に対し、定数は「ふつうは40から50」と認めながらも「『都』構想なら19」と、住民の声を反映しにくい少ない定数にすることを誇りました。

(2014年7月15日付しんぶん赤旗)