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大阪市バス籍線復活を

陳情署名5000人超提出

淀川区連絡会が市議会に


 大阪市営交通を守る淀川区連絡会は9日、大阪市が昨年4月に廃止した市バス路線の復活を求める5056人の陳情署名を大阪市議会に提出しました。

 大阪市が廃止したのは東西に並ぶ西淀川区、淀川区、東淀川区の3区を直通で結ぶ唯一の路線。市民にいっさい説明もなく一方的に変更し、東西双方から淀川区の十三で南へ曲がり大阪駅方面へ向かう路線になりました。

 とくに淀川区内の西側にある塚本地域の住民は、東側にある区役所や市民病院などに行くには十三で降り、280bほど離れた別のバス停で乗り換えなければならなくなりました。

 署名数は昨年9月議会に提出した2227人の倍以上。そのうち3011人は塚本地域の住民で地域人口の約4分の1にあたります。

 署名集めの協力者は約300人にのぼり、マンションぐるみで集められるなど党派を超えた要求になっています。

 提出にあたり同会の稲垣泰平さん(65)、池田進さん(65)、前田佳子さん(78)らは「市民の憤りが集まったもの」「足の悪い人は区役所に行くのにタクシーを使い、生活費にも影響している」と訴えました。

 日本共産党のてらど月美、岩崎けんた両市議、宮島正府議候補が同席しました。

(2015年2月10日付しんぶん赤旗)