パワハラ辞職の前大阪府教育長 カジノ推進「セガサミー」役員に 2カ月足らずで |
セガサミーホールディングスによると、中原氏は今年5月1日付で同社上席執行役員(法務担当)に就任。中原氏は「新任」で、これまで同社とは関係がなかったといいます。 中原氏は、橋下市長の大学時代からの友人で弁護士。橋下氏が府知事だった2010年4月に「民間人校長」として府立高校に着任し、13年4月に、松井一郎知事が教育長に任用しました。 その後、中原氏のパワハラ行為が明らかになり、府教委の委託を受けた弁護士による第三者委員会が今年2月、女性教育委員と教育委員会事務局の職員4人にたいして「あなたは不必要だ」など激しい暴言を繰り返していたとする報告書を公表しました。 橋下氏は「(報告書は)でたらめ」「やめる必要はない」と中原氏を擁護し、中原氏も続投を表明。しかし、府内41市町村教育長が一致して府教育委員長に毅然(きぜん)とした対応を求めるなど、府民の抗議が殺到しました。 中原氏は3月11日に辞職会見しましたが、それからわずか1カ月余で、セガサミーという安定した“再就職先”を見いだしたことになります。 セガサミーホールディングスの里見治会長は、日本でもカジノを「絶対にやるべき」だ(12年3月)とのべるカジノ推進派で、自治体が活発にカジノ誘致活動をすすめている大阪、横浜でも、カジノ事業への参入の機会をうかがっています。 (2015年5月14日付しんぶん赤旗) |