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大阪会議がまたも紛糾

橋下氏ら無理難題

 
 大阪府、大阪市、堺市の首長とそれぞれの議会の議員が大阪の成長戦略や広域行政などについて話し含う「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の第3回会合が28日、府庁で開かれました。本会議前の準備会議で橋下徹大阪市長ら「維新」と自民党など他の会派とで議事進行の方法をめぐりまたもや紛糾。いったん本会議を開き、事前協議・調整機関として代表者会議を設置することを決め、本会議を休憩して第1回の代表者会議を開催しましたが紛糾が続き、時間切れで予定していた各首長や会派からの議題提案にまで至りませんでした。

 大阪会議は住民投票で「大阪都」構想が否決されたことをうけ自民党などが提案し設置されました。

 橋下氏らは準備会議の段階で、本会議に出されてもいない各首長や会派提出の議題を事前に絞りこむことやその整理権を会長に付与することなどを要求。代表者会議では本会議で議案提案を行う条件として議題の選定や順位などが全会一致で決まらなければ会長に一任することを先に決めるよう要求しました。

 日本共産党の山中智子大阪市議や自民党などからは本会議でそれぞれから提案説明を行ったあとに協議順位などを決めるのが筋であり、全会一致はもともと橋下氏らが要求したものだと主張し、対立が続きました。

(2015年9月29日付しんぶん赤旗)

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