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無駄な大型開発推進

橋下市長、補正・決算を提案


 大阪市議会本会議が26日開かれ、橋下徹大阪市長は、市立住吉市民病院(住吉区)の閉院延期に伴う医療機器の更新や耐震補強のための市民病院機構への交付金3億600万円を盛り込んだ一般会計補正予算3億3674万円余りと、一般会計決算などを議会に提案しました。

 橋下市長は各会計決算の提案説明で、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の推進や、なにわ筋線の事業化などムダな大型開発を大阪の「成長」につながる取り組みとしてすすめてきたと述べました。

 住吉市民病院については、地域の小児・周産期医療水準の維持・向上を定めた付帯決議の趣旨を満たす民間病院の公募が行われましたが、2度にわたり公募が失敗。2016年3月末の閉院予定が、最長で18年3月末まで閉院時期を延期。個別交渉で民間病院を選定したものの、地域の小児・周産期医療水準の維持・向上につながらないと市南部医療協議会と府医療審議会は反対しています。

(2015年11月27日付しんぶん赤旗)