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市大・府大の「統合」可決

大阪市議会 小川議員反対討論

 大阪市議会閉会本会議が15日開かれ、大阪市立大学と府立大学の統合関連議案(市大の中期目標の一部変更)やヘイトスピーチ規制条例、市立堀江幼稚園民営化議案などを賛成多数で可決しました。手話を言語として位置付け普及に向けた環境整備を行う「手話言語条例」は全会一致で可決しました。

 大阪市立大学と府立大学の統合、堀江幼稚園の民営化では共産党は反対。。ヘイトスピーチ条例の採決では自民党だけが反対しました。

 日本共産党の小川陽太議員が、大阪市立大学と府立大学の統合関連議案の反対討論を行いました。

 小川氏は、両大学の名誉教授21氏の「府大・市大の拙速な統合を憂慮する」との声明や両大学の学生からの議会への陳情などを紹介し、「大学関係者との合意形成がほとんどはかられていない」と指摘しました。

 小川氏は、議会での両大学統合議案の否決や「大阪都」構想の住民投票での否決に耳を傾け、「拙速に市大・府大の統合を押し付ける『中期計画の変更』は断じて認められない」とのベ、「大阪市がすべきは、未来ある若者により広く高等教育を保障し、教育研究条件の拡充を図ることだ」と強調しました。

 採決にあたっては、結論ありきで検討を急がず、関係者の意見を柔軟に取り入れることや、議会の意見を十分踏まえるとする付帯決議を全会一致で可決しました。

(2016年1月16日付しんぶん赤旗)