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否決「都」構想修正へ

大阪市議会が開会


 大阪市議会の2・3月定例議会が16日開会しました。会期は3月29日までの43日間です。吉村洋文市長は、「大阪都」構想の修正議論の再燃、民営化や府市統合案件など、昨年の住民投票の結果に反して大阪市解体を一気に推しすすめようとしています。

 吉村市長は同日、目先を変えて「大阪都」構想の実現をめざす副首都推進局(大都市局の後継組織)の設置条例や、市営地下鉄・バスや水道事業の民営化、市立環境科学研究所の廃止・独法化と府立公衆衛生研究所との統合に関する議案を提案しました。

 市営地下鉄・バスの民営化については、議会で5回の継続審議を経て2回否決しているにもかかわらず、「基本方針」と「市バス経営健全化計画」(民営化を前提とした破産処理案)を提案。「二重行政のムダ」といってすすめる市立環境科学研究所の廃止・独法化と府立公衆衛生研究所との統合も、議会で2014年12月、15年2月、同10月にいずれも否決しています。

 水道事業民営化も15年3月で否決しています。

(2016年2月17日付しんぶん赤旗)