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法定協設置議案提出へ

来年2月議会 松井知事が語る

 大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)は20日、大阪市を廃止して複数の特別区に再編する[大阪都」構想の制度設計を話し合う法定協議会の設置議案を来年の2月議会に提出する考えを示しました。府庁で記者団に語りました。

 松井氏は「議会の同意もいるので、公明党に理解をいただく中で設置時期は決めたい」と語りました。維新の会は府議会で過半数に達しておらず、公明党の協力を得て議案を可決させたい考えです。

 「都」構想は昨年5月の住民投票で否決され、現時点で案がありません。松井氏は、前回否決された協定書(設計図)を修正するとしていますが、現在検討されているのは区割りや区の名称を変えるだけです。大阪市を廃止し市の権限や財源を府が吸い上げ、「1人の指揮官」(知事)のもとでカジノ誘致など大型開発を推進するという構想の本質は変わりません。

(2016年9月21日付しんぶん赤旗)