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市営地下鉄・バス廃止

大阪市が重大議案提案

 市議会開会

 大阪市議会の2・3月定例議会が14日開会しました。会期は3月28日までの43日間です。今議会は、2017年度予算案や、地下鉄・市バス廃止条例案、否決された「大阪都」構想の新たな制度案をつくる「法定協議会」の設置、カジノ万博の推進など大阪市の未来に関わる重大案件が焦点となります。

 吉村洋文市長は同日、市営地下鉄・バスの廃止条例、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)推進局の府市共同設置に関する議案など49件を提案しました。

 市営地下鉄・バスの民営化には、議会の3分の2以上の賛成が必要で、これまで市議会で2度廃止条例案が否決され、多くの市民が反対しているなか提案しました。

 また、大阪市議会の定数86を83に「3減」(北、中央、西区の定数をそれぞれ1増、大正、東淀川、生野、阿倍野、東住吉、西成区の定数をそれぞれ1減)するための、「大阪市会議員定数及び各選挙区選出数に関する条例の一部を改正する条例案」を全会一致で可決しました。

(2017年2月15日付しんぶん赤旗)