住吉市民病院問題
民間誘致4度目失敗
吉村大阪市長、断念も示唆
「二重行政のムダ」などとして来年春に閉鎖される大阪市立住吉市民病院(住之江区)跡地への民間病院誘致をめぐり3度の失敗の後、8月から新たに公募を実施していた問題で、大阪市は9日、「選定する事業予定者はなしとする」との公募結果を発表しました。2医療機関が応募していました。
吉村洋文市長は同日の会見で、選定委員会による審査結果の受け入れを表明。「新たに公募することはしない」とのべ、「民間病院の誘致を完全に断念するかについて、来年4月の府市共同住吉母子医療センター開始に影響するので、議会での議論を経て、今年中に結論を出す」「最後まで民間病院誘致の可能性は追求して、無理だったら(民間病院が誘致できなくても)仕方がない」と発言しました。
(2017年11月11日付しんぶん赤旗)