米軍艦は大阪港入港するな
平和・民主団体 抗議の昼休みデモ
(しんぶん赤旗 2000年10月6日(一部)
5日午後2時の会議で、 米軍艦ヴィンセンズの大阪港着岸を許可しましまた。安保破棄諸要求貫徹大阪実行委員会、原水爆禁止大阪府協議会は、同日、米軍艦の大阪港着岸に抗議する昼休みデモをおこないました。
デモには、全日本港湾労働組合関西地方本部、新日本婦人の会、民主青年同盟など30団体から120人が参加、アメリカ総領事館前でその方向に向かいシュプレヒコールをしました。
デモに先立ち、参加団体代表者らが、集合場所の中ノ島公園であいさつ。
日本共産党大阪市会議員団の下田敏人市議は「大阪港を非核平和な港にするために、ご一緒にがんばりましょう」と連帯のあいさつをしました。
全港湾関西地本の後藤厚書記次長は、「あす米軍艦が着岸する南港J岸壁は、冷凍庫の倉庫がたくさんある通称食品ふ頭。軍艦がくるような場所ではない」とリアルな現場の状況をもとに批判。
大阪原水協の松田長敬副理事長、大阪安保の竹馬稔事務局長は、今回の大阪入港は、@ガイドラインの具体化をねらったものであることA日本共産党や朝日新聞による日米核密約の確認後初の入港となることB民間港への軍艦入港はアジア各国の平和の流れに逆行すること−など戦争と平和の問題の観点から軍艦の商港入港の不当性を述べました。
米軍艦ヴィンセンズは6日、午前7時に大阪湾に入り、午前8時大阪南港J−3岸壁に着岸予定です。
軍艦への直接抗議行動=6日午前7時半、地下鉄住之江公園駅交差点西南角集合
米軍艦ヴィンセンズが着岸する地元、日本共産党木津川南地区委員会、住之江区委員会は5日、大阪市にたいし大阪港入港拒否、軍艦の一般公開を行わないことの申し入れをおこないました。
交渉の中で、@10月3日にヴィンセンズへの大阪市長あて招待状が送られていたことA市長はその招待に欠席し、代理人も出さないこと−が新たに明らかになりました。