ただちに
地下鉄朝潮橋駅にエレベーター、エスカレーター設置を

       辻ひで子議員が質疑  

 1 0月4日の公営決算特別委員会で、日本共産党の辻ひで子議員は、「朝潮橋駅東7号出入り口に「エレべ−タ−設置問題」について質疑をおこないました。
 朝潮橋駅東7号出入り口問題は、1987年頃から「あさしお園・ゆうなぎ園」の重度障害児施設側にエレべ−タ−、エスカレ−タ−の設置が切実な願いとして大阪市交通局に届けられていたにもかかわらず、13年間も放置していることについて市の姿勢を正しました。交通局は「状況は承知しているが、全駅ワンル−ト完成に向けて努力している」との答えに終始しました。
 辻議員は、朝潮橋、中津、喜連瓜破等々の就学前の重度障害通園施設のある駅を調査し、朝潮橋駅のみが施設の反対側にエレべ−タ−、エスカレ−タ−、スロ−プが整備されている実態を示し、集客向け優先では、いったい誰のための市政か、「人にやさしい街づくり」を掲げる
大阪市の真意が問われる問題と厳しく問いただしました。

 辻議員は、階段は上り下り合わせて70段、子供を抱き、着替えの荷物とバギ−を持ち、毎日通園する苦労、「反対側を使えばいい」という声があるが、健常者には何ともないホ−ムの長さ186歩、地上西口から南口まで戻るのに370歩、乗り継いでの通園、装具をつけての歩行の大変さは想像を超えるものであること。改札階から地上までのエレべ−タ−設置は、交通局の土地もあり莫大な費用がかかることもない事実を明らかにし、早急に整備するよう強く求めました。
 交通局は「状況は把握しているが、全駅ワンル−ト完成に向け努力中である」との答えに終始しました。