大阪市会オリンピック特別委員会

 環境五輪には不適格

   舞洲・夢洲のダイオキシン 瀬戸議員が厳しく批判

   (しんぶん赤旗 2000年11月4日)

 同特別委員会では、五輪招致局から「大阪オリンピック環境計画(案)」についても報告されました。
 瀬戸一正
市会議員は、「この環境計画は、大気の問題で、『大阪市はかつての公害問題を克服した』と深刻な大気汚染問題の現実を隠したり、また根拠もなく21世紀初頭には自動車排気ガスについても環境基準を達成すると記述するなど、フェアなものではない」、「舞洲・夢洲のダイオキンシン問題でも、埋め立てられたゴミ焼却灰の量やダイオキンシン量にまったく触れず、メインスタジアムの位置をずらしたことも明らかにしていない。大阪市が舞洲・夢洲はダイオキンシン問題をクリアしているというなら、IOC提出文書にもちゃんとすべて報告して判断を仰ぐものにしたらどうか。私たちは、少なくとも4kg以上の天文学的な値のダイオキンシンが放置され、舞洲の方は止水矢板も打ってない上に埋立地護岸の下は砂地、今でも周辺海域に比べて100倍もの濃度のダイオキンシンを含む浸出水が出ているなど、環境オリンピックという面からはまったく不適格だと考える」と厳しく批判しました。