大阪市大、セクハラの助教授を懲戒免職
文教経済委員会で瀬戸一正議員が発言
29日、文教経済委員会が開かれ、大阪市は、大阪市立大学理学部の男性助教授(56)をセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)行為を繰り返したとして懲戒免職処分をおこなったことを発表しました。
大阪市は、女子学生がセクハラ相談窓口に訴えて、判明したもので、同助教授は、他に6人、合計24件のセクハラをおこなっていながら反省を示さず、女子学生に苦痛を与え、教員にあるまじき行為をしたので処分したとしています。相談窓口があったことが有効だったとし、大学として反省、セクハラ防止につとめるとのべました。
瀬戸一正議員は、「各学部に教員を中心に相談窓口をつくったり、ハンドブックでそのことを周知徹底してきたことは評価するが、現状は、どれくらいの相談件数があったのか、今も把握されていないのは問題だ。学部まかせにしないで、全学的によく実態をつかみ、セクハラのない大学をつくることが大切」と強調しました。