交通水道委
新築は適正規模に
渡司議員 交通局庁舎で質問
(しんぶん赤旗 2001年3月1日)
大阪市議会交通水道委員会が2月27日開かれ、日本共産党の渡司考一議員は、交通局庁舎建て替えの補正予算と公営交通改革調査委員会が提出した「市営交通事業の抜本的な経営改善について」について質疑をおこないました。
同議員は旧庁舎は築後70年を経過しており、建て替えの必要性は理解できるが、新築にあたっては規模と内容について市民の理解を得られる適正な規模にすべきと主張しました。
交通局総務部山田部長はできるだけ現行の財政状況をみながら過大なものにならないようにしたいと答弁しました。
さらに、質疑の中で局長、部長級の基準面積を減らし、一般職員向けとする計画であることを明らかにしました。
また、公営交通改革調査委員会の報告書について、道路運送法の需給調整規制廃止の中で公営交通の展望を見いだしきれていないのは当然であり、法改悪は市民の足を採算にかかわらず保証してきた事業者に対するひどい仕打ちであると指摘、法施行後の対策をたてる事は当然であるが、まず公営交通を守るためには需給調整規制廃止の撤廃をもとめていく事が重要ではないかと指摘しました。
交通局有馬企画主幹は市民の利便性を損なうような競争がおこらないよう要望していくと答弁しました。
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